ガンとは闘いません③
闘った後に闘いませんは訳分かんないですよね。
それは今年1月のがん転移発覚時の事を指します。
術後8年でほぼ再発無しとお墨付きを貰える寸前の
告知でした。今度は膵臓でした。言葉を失ったね。
膵臓はヤバイ、それしか頭に浮かんで来なかった。
余命は?…とか。いつまで元気に…とか。
ただこの8年で私はだいぶ変わった。治療が幸せを
もたらすのかが考えの基準になってたんですね。
結果を言うと、治療はすべて拒否し何もしない事を
"選択"しました。そして現在毎日楽しいです(^o^)
手術は何故か母の誕生日に実施されました。
これ全くの偶然です!( ゚∀゚ )まあ新しく生まれ
変わるって事で良いんでしょうね。手術は無事に
終わり、2週間で退院。その後約1年は調子の悪い
時間が続きました。今から思うと、母はとても
気の弱い人でどこか再発に怯えて不安を感じて
いたんじゃないかと思います。聞いた訳でも無いし
想像やけど。因みにがんはストレスがその一因と
いわれています。
母はいい意味で全てを私に任せてくれています。不眠
を訴えてきた時は「死ぬわけじゃない、本当に疲れたら
勝手に寝れる」と深刻になるのを止めて、ストレスの
かかりにくい思考法を身につけてくれるように何度も
話しています。少しづつ鬱っぽさも抜けて人生を
楽しめるようになったと思います。時間はかかりました
けどね。
転移の告知に大きく動揺しなかったのは、近藤誠先生の
おかげと思っています。この方の著書に出会えて本当に
良かったです。あくまでも”私達は"です。受け止め方は
千差万別、がん患者様自身で正解と思えばそれが正解ですよ。